三重県にも世界レベルのギタービルダーが居ります。
常々思っている事ですが、日本人の体型を考えてギターを作れるのはやはり日本人ではないかと。
その点、ギタービルダー稲葉征司さんはそのあたりの事も含めてギターを知り尽くしていらっしゃいます。
試奏も随時受け付けておられるそうなので是非一度、試奏をおすすめします。
新作を発表したそうです。1弦20フレット付きです。
実際に工房にお邪魔して試奏させていただきました。
色々驚いた事がいっぱいありました。
感想
- まず最初に感じたのは柔らかいイメージ。生き物を触っているような感じ。
普通大抵のギターはゴツイ、
硬い、機械のような感触があるけど、これは違う。
そもそもこういう判断が出来るようになったのもこの楽器のおかげ。
- 頑丈。歪みや狂いも起こしにくい構造になっている。
- 作風が新しい。ダブルホール方式といわれる、
弦の交換がしやすくて弦振動のロスが少ない構造を取り入れている。
- 弦高を低くして、非常に弾きやすくしている。
- 試奏後何年も経つけど未だに忘れられない音がする。
私はフラメンコを弾かないのでじっくり試奏はしなかった。
少し爪弾く位だったけど印象深い物でした。
感想
- 今まで弾いてきたどのフラメンコギターよりも深みのある音。
つまり今までのフラメンコギターがいかに尻軽な音をしてたか勉強になった。
- その他は上のクラシックギターと同じ。という事は製作技法が確立してて
製品によってバラツキが少ないのであろうと思われます。
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